「自分軸」「他人軸」よくSNSで目にしますよね。
自分軸や他人軸は、もともとの性格や育った環境、関わった人々によって形成されるものです。
「なんだか生きづらい…」と漠然と感じている方もいるのではないでしょうか。
その生きづらさは、自分軸で生きることで解消されるかもしれません。
難しいことのように感じるかもしれませんが、意識を変えるだけでいいのです。
この記事では、自分軸で生きる方法やメリットを紹介します。
自分軸、他人軸とは?
考え方や性格は人それぞれで、人間関係・社会生活における軸も人それぞれです。
自分軸と他人軸では考え方や行動、人との関わり方も異なります。
そんな2つの軸について以下で詳しくご紹介します。
自分軸
自分軸とは、他人からの評価を気にすることなく自分の意思を尊重し行動することです。
自分がどうありたいのか、どう生きたいのかを大切にします。
自分の意志を貫く力を持っているため、自分に自信があり魅力的であると評価されることが多いです。
他人軸
他人軸とは、他人からの評価や他人の意見を優先して行動することです。
他人にどう見られるかを常に意識するため、自分の気持ちを蔑ろにしてしまう一面があるでしょう。
人間関係において、相手がどう思うかを大切にする他人軸では「自分の意思がない人」と評価されてしまうことがあります。
自分軸の人の特徴は?
自分軸の人の特徴といっても性格は人それぞれであるため、全員が必ず当てはまるというものはありません。
しかしその中でも、自分軸で生きている人に多く見られる特徴をいくつか紹介します。
- 一人行動が苦ではない
- 人の意見に流されない
- 何事も自分の意志で判断ができる
- 挑戦できる
- 人間関係において執着しない
- 基本的に前向き
- 自分に自信がある
前述したとおり、自分軸の人は自分の意思を尊重して行動するため、過度に周りの目を気にしません。
そのため、「失敗」を恥ずかしいと思ったり見られたくないと思ったりしないので、積極的に新しいことへの挑戦ができます。
また、人間関係においての執着がないため、一人行動も苦ではありません。
基本的に自分に自信がある人が多く、恋愛面でも過度な束縛や嫉妬もしないでしょう。
自分軸の人は、自分の中でしっかりとした判断基準を持っているため、人に流されることなく自分の意志を貫けます。
自分軸とわがままの違いは?
自分軸とわがままの違いは、相手の立場で物事を考えられるか、そうでないかです。
自分軸というのは、自分本位とは違います。
たとえば友人と食事に行く際、友人の意見は聞かずに自分の意志だけで店を決めるのは自己中心的でわがままです。
他人軸であれば、自分は他に食べたいものがあるのに「嫌われたくない」などの理由で意見を言えないことがあります。
しかし自分軸であれば自分の気持ちを素直に伝え、相手の意見も必ず聞き入れます。
なぜなら自分軸の人は「自分は自分、人は人」という考えであり、意見が違って当たり前と考えられるためです。
このように、自分と相手の考えを同様に尊重できるのが自分軸、相手の意見を聞き入れないのがわがままであると言えるでしょう。
自分軸で生きるメリット
自分軸で生きるメリットはいくつもあります。
その中でも大きなメリットを2つご紹介します。
自分を大切にできる
自分軸で生きるメリットは「自分を大切にできる」ことです。
自分の意思や行動を尊重することは、自分自身を大切にすることに繋がります。
自分を大切にできる人は、同様に周りの人も大切にできるでしょう。
「自分は自分、人は人」という考え方ができるようになると、意見の食い違いがあっても受け入れられます。
人間関係において、相手の意見を受け入れることは非常に大切です。
相手を受け入れるということは、自分を受け入れてもらうことでもあります。
本当の意味で「自分を大切にできる」というのが最大のメリットでしょう。
ストレスが溜まりにくい
自分軸で生きていると、ストレスが溜まりにくくなります。
なぜなら他人の目を気にせず、自分が思うように行動・発言ができるためです。
人の顔色を伺ったり、過度な気遣いをしたりするのは疲れてしまいます。
自分軸であれば必要以上の気遣いや忖度をしないため、気疲れしにくいでしょう。
自分軸で生きるためには?
自分軸で生きるためにはすることは、今日から始められることです。
- 自己理解を深める
- 自分に自信を持つ
以下で詳しくご紹介します。
自己理解を深める
自分軸で生きるためには、まずは自己理解を深めることです。
自分はどんな人間なのか?
どんな考えを持っているのか?
何が嫌で、何をしたいのか?
自分の本当の気持ちを深く知ることが大切です。
自己理解を深めると、感情のコントロールがしやすくなるというメリットがあります。
自身でメンタルケアをできるようになると、気持ちの切り替えも早まり前向きに物事を捉えられるようになります。
自分と向き合い、自分の気持ちに耳を傾ける習慣をつけましょう。
自分に自信を持つ
自分軸で生きるためには、自分に自信を持つことも大切です。
自分に自信を持つというのは難しいと感じる人もいるでしょう。
自分に自信を持つには、小さな成功の積み重ねが重要です。
たとえば、運動や読書など毎日コツコツ続けてみましょう。
1週間、1ヵ月と続けていけば、継続できた意志の強さが自信に繋がります。
「運動を続けて体が引き締まった」「読書を続けて仕事に活かされた」など結果が伴えば、さらに自信を持てるでしょう。
自分に自信を持つというのは、自分を好きになることです。
どんな自分が好きか?自己理解を深めることで、好きな自分に近づき自信を持てるようになります。
自分軸・他人軸のバランスが大切
自分の意志や行動を尊重できる自分軸、他人の意見や行動を尊重できる他人軸、2つのバランスが大切です。
ここまで自分軸について述べてきましたが、他人軸が悪というわけではありません。
どちらにもメリットやデメリットがあります。
他人軸のメリットは、他人の評価や意見を受け入れられることです。
そこに自分軸のメリットである、自信や判断力を活かして意見を取り入れられると、自分軸と他人軸のバランスが取れるでしょう。
自分軸で、自分らしく生きていく
自分軸というのは「ありのままの自分を大切にすること」です。
自分の意思を尊重することは自分の心も体も大切にすることに繋がります。
昨今は、SNSでの他人からの評価や見え方を気にする人が多いです。
しかし人の人生は、他人からの評価だけに左右されるべきではありません。
「自分らしく生きる」というのは、自分の本当の気持ちを大切に生きるということです。
自分に自信を持ち、そんな自分を好きでいられたら、人生はより豊かなものになるでしょう。
まずは今日から始められる、自己理解を深めることから始めてみてくださいね。
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